院長ブログ
体を動かすことが
大事だという論文です
明日からではなくて
今日から頑張りましょう
おのでら
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「British Journal
of Sports Medicine」
ノルウェー北極大学の
Edvard Sagelv氏ら
座位時間が長い人では
死亡リスクが高まる
1日にわずか20分強の
MVPAを行うことで
リスク相殺の可能性
MVPA:中強度から
高強度の身体活動
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Sagelv氏
「MVPAとは
激しい運動ではなく
やや呼吸の上がる程度の
身体活動だということ
MVPAの例としては
早歩き、坂道を上るなど
運動を始めるのに
遅過ぎはない
.
活動的であるほど
筋力や心臓の
健康の低下を防げる」
2023-11-28 18:23:21
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いつもながら
人間ではない
生物の能力に
ただ驚くばかりです
おのでら
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「Journal ofOrthopaedic Research」
切れた腱が
完全に元通りに治る
名古屋大学大学院
松本 健郎 教授ら
イモリは
四肢や心臓を再生させる
強い再生能力を持つ
腱の怪我をイモリで再現し
治癒の過程をマウスと比較
その再生能力を調査
イモリの腱はマウスの腱と
同等の強度と弾性率を有し
マウス腱と比べて
シンプルな構造で
このことが腱再生の鍵と判明
2023-11-15 09:45:57
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子供の頃に風邪をひき
免疫を得て大人になると
風邪引く事は稀です
その稀な状態で
風邪をひいた場合
症状が重く長く
出ることがあります
「long COVID」は
特別なものでなく
今までにもあった
「long cold」
と同じだと思われます
おのでら
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「eClinicalMedicine」
ロンドン大学の
Giulia Vivaldi氏ら
COVID-19の発症以後
様々な症状が持続状態
「long COVID」
長引く健康への影響を
起こす呼吸器系ウイルスは
COVID-19だけではない
COVID-19以外の
急性呼吸器感染症(ARI)でも
急性期後に様々な症状が
4週間以上続く「long cold」
生じ得ることが明らかに
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論文の上席著者
ロンドン大学の
Adrian Martineau氏
「この結果は
COVID-19検査が
陰性だったが
症状が長引いて
苦しんでいる人々の
経験と一致する」
2023-11-08 16:29:17
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色々な選択肢を徹底的に
評価できる医者って
日本にいますか?
おのでら
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「RMD Open」
Parker研究所の
Anna Døssing氏ら
変形性手関節症に
ステロイド薬や
ヒアルロン酸の注射は
実際に症状を緩和する
効果がないとする
研究結果が報告
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Døssing氏らは
MEDLINE、Embase
およびCENTRALを検索
変形性手関節症に対する
薬物療法の
効果のRCTを検出
研究結果から
治療の効果量を計算し
治療法の効果を
NMAおよびPMAで評価
これらのRCTでは
総計5,975人対象
29種治療法が検討
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解析結果
プラセボに比べ
NSAIDsと経口ステロイドは
変形性手関節症の痛みを
軽減する効果がある
母指CM関節症治療の
ヒアルロン酸や
ステロイドの関節内注射
ヒドロキシクロロキン及び
局所NSAIDsが
プラセボより
変形性手関節症の
症状軽減に
有効だという結果は
得られなかった
痛みに対する
局所クリームや
ジェルの有効性に関し
エビデンスは得られず
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レノックス・ヒル病院の
Daniel Polatsch氏
「変形性手関節症に対し
以前よりステロイドの
関節内注射が
基本治療として実施
今回の研究により
治療法の有効性に対す
エビデンスが驚くほど
欠如してる事が明らか」
「変形性手関節症の患者は
医療従事者と話し合い
一緒に計画を立てるべき」
「症状が長引く患者は
薬物療法、スプリント療法
ハンドセラピー、手術など
色々な選択肢を徹底的に
評価できる手外科医に
診てもらうのも良い」
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2023-11-01 09:45:29
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JAMA pediatrics 9/18掲載
千葉大学予防医学センターの
山本緑助教ら
メディア視聴時間が長いと
子供の発達数値が
低くなる影響を
1歳~2歳、2歳~3歳の
子供に対し認めた
発達領域ごとの影響は
1歳~2歳は情報伝達領域へ
影響があったのに対し
2歳から3歳では粗大運動
微細運動、個人-社会の
3領域への影響があると判明
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著者らの見解
本研究により1歳から
メディア視聴時間が長いと
子供の発達数値が低くなる
本研究の結果だけで
メディア視聴がは発達に悪く
メディアを見せない指導が
最適だと判断するには
及ばないと考えられる
具体的な方法を明らかにするには
今後介入研究での検討が必要に
当調査はスマホ使用の
影響は検討できていない
2023-09-20 11:58:36
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「Nutrition Reviews」。
イリノイ大学の
Krista Varady氏ら
水だけ摂取する断食は
減量においては効果的
が、断食での体重減を
維持できるかは不明
血圧低下やcho値善等
代謝に関わる効果は
水断食を終えると
消失する可能性が示唆
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水断食は通常5〜20日間
水だけ摂取ダイエット法
専門家の監督下で
朝食に少量のジュース
昼食に少量スープなど
1日250kcal水断食も
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Varady氏らは8研究を
ナラティブレビュー実施
水断食が
体重、血圧、血中の脂質値
血糖コントロールなどに
与える影響について評価
結果
断食により短期間で
体重が減る可能性
水断食を5日間では
体重が4〜6%
10日間行った人は
体重が2〜10%
15〜20日間では
体重が7〜10%減
減量した分の
2/3は除脂肪量
体脂肪量は1/3程度
Varady氏ら
「除脂肪量の減少は
絶食後の安静代謝率低下
将来の体重再増加リスク」
血圧は
水断食の長さに応じ
持続的に低下
LDLコレステロール値と
中性脂肪値の低下を報告
血糖については
血糖値が正常人で
空腹時血糖値
空腹時インスリン値
インスリン抵抗性
HbA1c値の低下
糖尿病患者では
これらの値に
変化が認められず
この代謝上の利点は
水断食を終えると消失
Varady氏
「たとえ水断食で落とした
体重を維持できても
健康上のメリットは
全て失われてしまう」
2023-08-26 09:56:43
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スタバは
ほどほどに
おのでら
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「JAMA」
サウスカロライナ大学の
Longgang Zhao氏ら
閉経後女性で
砂糖入り飲料の
1日1杯以上摂取者は
月3杯以下摂取者と比べ
肝癌罹患率及び
慢性肝疾患死亡が高率
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人工甘味料入り
飲料の摂取量について
両リスク共に増大なし
米国では成人の約65%が
砂糖入り飲料を毎日摂取
2023-08-18 18:33:06
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「Nature」
タコと人間の睡眠行動に
驚くべき類似性
沖縄科学技術大学院大学と
ワシントン大学の共同チーム
タコにも
2段階の睡眠段階があり
(静的睡眠と動的睡眠)
睡眠中におこる
覚醒状態様の脳活動は
哺乳類の
レム睡眠中にも似る
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静的睡眠中の
ソデフリダコは
白くじっとしてる
静かに眠っている状態から
1時間おき突然覚醒状態に
似た性質を持つ睡眠状態
(=動的睡眠)になる
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論文の責任著者
サムエル・ライター准教授
「睡眠に2段階あるのは
脊椎動物だけである
と長年考えられてきた」
「タコの脳は
2段階の睡眠が
独立して進化
覚醒状態に近い
活動的な睡眠段階は
認知機能の複雑性を示す
一般的な特徴」
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2023-07-18 10:37:56
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なんでも薬で
よくなるなんて
妄想でしかありません
おのでら
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『Journal of
Internal Medicine』
ウプサラ大学の
Jessica Schubert氏ら
初発心筋梗塞の
入院患者のうち
スタチン未使用
6万3,168例を対象
データベース研究を実施
結果
LDL-C高値患者は
死亡リスクが低く
非心血管疾患
入院リスクも低
2023-07-11 19:57:23
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運動が
全てを解決する
とは言いませんが
体を動かすことは
とても大事だという論文です
おのでら
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「PLOS ONE」掲載
北ノルウェー大学病院の
Anders Arnes氏ら
余暇の時間に行う
身体活動(PA)が
慢性疼痛軽減上で
有効な可能性を示唆
身体的に活発な人は
座りがちな人より
痛みに対する耐性が高く
PAレベルが高い人ほど
疼痛耐性レベルも高い
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s氏らは大規模な
人口調査のデータを使用
余暇の時間に行う
習慣的PAレベルの
経時的な変化が
疼痛耐性に影響するか?
経時的な変化が
PAレベルで
異なるのか検討
成人1万732人が参加
余暇に行うPAレベルは
4群に分類
疼痛耐性については
COLDプレッサーテスト
(CPT)で評価
結果
活動的だった人では
「座りがち」な人に比し
疼痛耐性が有意に向上
最も著しい向上は
PAレベルが
「中から高強度」の人
疼痛耐性の総体的レベルは
ベースラインのPAレベルと
有意な正の相関
ベースラインPAレベル
「高強度」だった人は
「座りがち」だった人より
16.3秒長いと推定
研究グループ
「高いPAレベルの維持や
PAレベルを高めることが
疼痛耐性の向上に
つながり得る」
「徐々にPAレベルを高めるか
高いPAレベルを維持すると
疼痛耐性を高められる。
何よりも重要なのは
何かをすることだ」
2023-07-04 17:33:33
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