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「Science Translational Medicine」 9月21日オンライン版掲載 イェール大学教授の Kevan Herold氏らの研究結果 新型コロナウイルスへの感染に対し 小児と成人では免疫系の反応が異なる 成人に新型コロナウイルス感染症の 重症例が多い理由を説明できる可能性 □■□■□■□■□■□ COVID-19が発生した当初から 成人に比べて小児の感染者では 軽症者が多いことが指摘 多系統炎症症候群を発症した小児でも 死亡例はまれ ※多系統炎症症候群 新型コロナウイルスに感染した こよによる重度の炎症性疾患 Herold氏らは COVID-19に罹患して入院した小児 および24歳未満の若年成人患者65人と 成人患者60人から採取した血液と細胞を調査 結果 患者の年齢が若いほど インターロイキン17A(IL-17A)と インターフェロン・ガンマ(INF-γ) の値が高いことが明らかに IL-17Aは 感染初期に免疫系の反応を促す INF-γは ウイルスの複製を抑える作用 両分子とも 先天的に備わっている 自然免疫系の一部 感染後の早い段階で活性化 成人患者では 若年成人患者に比べて T細胞による強い適応 (獲得)免疫応答が認められた 適応免疫は、出生後 病原体などに接することで獲得 後天的な免疫機構である 成人患者では小児患者に比べ 血清中の中和抗体価や 抗体依存性細胞貪食能が高い □■□■□■□■□■□■□ 結果からHerold氏らは 「特定の種類の免疫反応を 高めることが COVID-19患者に 有益である可能性がある」 「血清中のIL-17AとINF-γは 小児で濃度が高い事が驚きだ」 研究チームは保護作用があると 考えられている特定の抗体反応が 小児に比べてCOVID-19の重症患者を 含めた成人で高かったことにも驚いた 研究論文の上席著者 アルベルト・アインシュタイン 医科大学教授のBetsy Herold氏は 「我々の研究結果が示唆するのは 小児ではウイルス感染に対し 早期に強力な免疫系反応が起こり 重篤な肺疾患への進行を 防いでいると考えられる」 □■□■□■□■□■□ おのでら
2020-12-09 16:11:32
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